産経新聞より
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大手保険各社が、気軽に参加できる「女子会」を活用した採用活動に力を入れている。金融業界の中で保険会社は銀行などよりも志望する学生が少ない傾向にあり、女子会を通じて認知度アップや人材確保につなげる狙いがある。

 住友生命保険が1月、東京都内のカフェを貸し切りにして開いた女子学生限定の会社説明会では、リクルートスーツ姿の学生から「出産後も働き続けられますか」「転勤はありますか」と、女性の関心が高いテーマについて女性社員に次々と質問を投げかけた。

 「男子学生が多く参加する説明会では、出産や育児関連の質問をしにくい雰囲気がある」(同社人事部)と女子会に着目したが、評判は上々だ。

 損害保険ジャパンも2月から社内のカフェコーナーで開催している座談会に女子学生限定の日を設け、女性社員が仕事内容やキャリアアップの仕組みを説明している。明治安田生命保険も昨年12〜今年1月に女子学生向け就職セミナーを東京と大阪で開き、約1千人が参加した。

 就職氷河期とはいえ、企業の採用活動は昨年よりも2カ月遅く、人材の獲得合戦は激化。「保険会社の仕事内容と実際の営業活動を担当する生保レディーとの仕事の違いなどイメージしづらい」(大手生保)ことなどを背景に銀行や証券会社に比べ、女子学生の人気は低調だ。

 保険各社は「経験を積んだ優秀な女性社員に働き続けてもらうことは大きな課題」としており、女子会を通じて、志望度が高い学生との接点を確保している。

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文責:永池淳