西日本新聞より
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飲酒運転をしたら、もう給料はもらえません−。

 福岡市西区と城南区の企業15社は25日から、飲酒運転撲滅を訴えるメッセージ入り給料明細書を従業員に配布する。福岡西署が「給料日作戦」と銘打ち、協力を呼び掛けていた。同署は20日、全署員235人にメッセージが入った給料明細書を渡しており、「飲酒運転をすると仕事や家族など全てを失いかねない。明細書を見て絶対にしないとの思いを強くしてほしい」としている。

 1日に一部施行された福岡県飲酒運転撲滅条例は、事業者が従業員に飲酒運転をさせない対策を取るよう求めた。そこで同署は管内の企業を中心に「飲酒運転撲滅!! 絶対しない、させない、許さない」とのメッセージを給料明細書に印刷することを提案。病院や建設会社など15社が従業員計約1800人の給料明細書や給料袋に印刷することを決めたという。

 食品会社「マルタイ」(同市西区)は、東京や大阪の営業所も含めた全従業員151人分の給料袋にメッセージを印刷。支給日の25日、飲酒運転撲滅を呼び掛けるチラシと一緒に手渡すという。同社の伊地知俊介総務部長は「メッセージ入り給料袋を渡すことで、社内全体で飲酒運転は駄目との意識を向上させたい」と話している。

 5月10日の支給日からメッセージ入り給料明細書を配布する姪浜タクシー(同区)の岩本芳浩常務は「飲酒運転をすれば当然、給料はもらえなくなる。給料明細は家族の目に触れる機会も多く、気が緩みがちな支給日に家族で注意し合ってほしい」と話す。

 福岡県内の飲酒運転事故は2010年に全国最悪の337件、11年は全国で2番目に多い257件だった。


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文責:永池淳